浅丘ヒートン活動記

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2023年インターネット人気曲メドレー「ぽぷりねっと2023」解説

2023年12月25日(日)に動画『2023年インターネット人気曲メドレー「ぽぷりねっと2023」』を投稿しました。

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本作は12月5日~25日の期間に毎日メドレーを投稿しよう!という企画『メドベントカレンダー2023』参加作品となります。

https://x.com/MedventCalendar

様々なタイプのメドレーを聴く事ができ、私自身視聴者として楽しませて頂きました。

多少の遅延はあれど、全参加者が予定通りの日程でメドレーを公開する事ができたのは素晴らしいですね。

これもひとえに主催のnicariaさん、まるくさん、その他関係者の皆様の尽力あってのものだと思います。

本当にお疲れ様でした。

 

備忘録の意味も込めて、制作の裏話や繋ぎネタ等を書き連ねて行こうと思います。

 

■テーマについて

そもそもニコニコメドレーを作るきっかけになったのが「昔の人気曲だけじゃなく、最新の曲にもスポットを当てて盛り上げたい!』という想いでした。

そこから制作したのが『2525/2010』というニコニコメドレーです。

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今回は原点に立ち返り、範囲をインターネット全体に広げ、また1年間の流行曲をまとめたメドレーを作ってみたい!と考え、本作を制作するに至りました。

 

■タイトルについて

ポプリ(pot-pourri):メドレーと同義。語源はフランス語の「ごった煮料理」。

ネット(net):インターネットの略。

の2語を組み合わせた造語。インターネット人気曲のメドレーという意味合い。

構想当初は『ねっとぽぷり』でしたが、逆にした方が語感が良かったので『ぽぷりねっと』に変更しました(アプリコットいぶりがっこオグリキャップみたいなニュアンス)。

(ネットミームのメドレー=めめめど!(mememedley!)という案もありましたが、ミームではない流行曲も入れたかったので没)

 

■使用曲について

 

1.祝福

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2022年発表かつ前年から人気の曲でしたが、いわゆる「フレッシュトマト事件」の話の時に使われていたり、アニメ最終回のタイトルに歌詞が引用されたりと2023年も聴く機会が多かったため採用。

最終回での使われ方が印象的だったのもあり、ラスサビ部分を使用しました。

構想を始めた5月の段階で「YOASOBIで始まり、YOASOBIで終わる」構成にしたいと思い、本曲を1曲目に置きました。

 

2.SPECIALZ

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「キッショ なんで分かるんだよ」がミーム化する等、2023年も話題に事欠かなかった呪術廻戦から採用。

King Gnuのメンバー・井口理さんが滝に打たれるCMも良かったですね。

 

3.サインはB

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推しの子関連楽曲の中でも、特に踊ってみた界隈の人気が高かった印象があります。

アイドル・メフィストを終盤に置いたので、バランスを取るために前半に配置。

アレンジはアイ Solo Ver.とNew Arrange Ver.の間の子な感じにしました。アイだけに。

 

4.オトナブルー

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いわゆる「首振りダンス」がTikTokで大流行し、「TikTok上半期トレンド大賞2023」大賞を受賞しました。

2023年を象徴する楽曲の1つと言っても過言ではないでしょう。

4人組グループなので4曲目に配置。

 

5.強風オールバック

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とにかく聴く機会が多かった曲。幅広いジャンルの派生動画が投稿されています。

日清カップヌードルのCMに使われた事でも話題となりました。

オトナブルーからこの曲への繋ぎ方は個人的に結構気に入っています。

 

6.寝起きヤシの木

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強風オールバックとコード進行がほぼ同じなのでシームレスに繋いでみました。

シナモンの歌ってみた動画好き。

 

7.アイデン貞貞メルトダウン

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アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』OP。

ニコニコで本編が人気になり、主題歌も音MAD曲として流行した他、YouTubeでも「おにまいOP」としてネットミーム化しました。

やしきんさん繋がりでサインはBから繋ぐ案もありましたが上手くいかず没に。

 

8.レクイエム

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歌ってみたコラボ動画でよく使われている印象の強い曲。
昔で言うとmagnetのような立ち位置のイメージ。

Kanariaさんの曲だと酔いどれ知らずも人気でしたが、2023年発表の本曲を採用する方がコンセプト上良いかなと想いこちらを選曲しました。

 

9.粛聖!! ロリ神レクイエム☆

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YouTubeでのVTuberオリジナル楽曲最速1000万再生記録を塗り替えた楽曲(約18日)。

2023年はこれ以前に2度最速記録が塗り替えられており、VTuber人気が更に加速しているのを感じる年でもありました。

前曲・レクイエムからレクイエム繋がり、かつVTuberオリジナル楽曲繋がり。

アーティスト名がしぐれうい(9さい)なので9曲目に配置。

 

10.第ゼロ感

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本曲が使用された映画『THE FIRST SLAM DUNK』は2023年興行収入ランキング1位に輝きました。

バスケ日本代表が48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めたのもあり、関連して本曲が使用される機会が多かった印象があります。

アーティスト名が10-FEETなので10曲目に配置。

 

11.ファジーネーブル

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前曲・第ゼロ感から3ピースバンド繋がり。

TikTokでの楽曲総再生回数は2023年10月時点で38億回超える等大流行しました。

 

12.星座になれたら

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前曲・ファジーネーブルからガールズバンド繋がり。

ギターソロはアニメ放送版のボトルネック奏法を元に打ち込みました。

 

13.ヘドウィグのテーマ

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ネットミーム「薩摩ホグワーツ」が流行していたので採用。

アレンジも和楽器中心で薩摩を感じられるような音になるよう意識しました。

 

14.月を見ていた

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色々な面で話題になったFF16から採用。
サビではなくAメロを使用しているのは、Aメロの最初がヘドウィグのテーマに似ている→薩摩ホグワーツから繋ぎやすそうと思ったから。

 

15.地球儀

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前曲とは米津玄師さん繋がり。

メインビジュアルに書かれた鳥が「君生きバード」と呼ばれ話題になりました。

 

16.カナタハルカ

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2022年から引き続き人気だった映画『すずめの戸締まり』より。

「すずめ feat.十明」とどちらを採用するか迷いましたが、もし2022年まとメドレーを作ったとしたらすずめの方を採用していたんじゃないかと思ったので、今回はカナタハルカの方を採用しました。

前曲とは劇場アニメ主題歌繋がり。余談ですが米津玄師さんは野田洋次郎さんと親交があり、過去にコラボ楽曲も制作しているので、その絡みの繋がりも意識。

 

17.美少女無罪♡パイレーツ

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通称びしょパイ。

YouTubeでのVTuberオリジナル楽曲最速1000万再生記録を塗り替えました(約39日)。

FNS歌謡祭で披露されたのは驚きました。

宝鐘マリンさんの年齢が3017歳であることから17曲目に配置。

 

18.美しい鰭

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映画は興行収入138億を記録する特大ヒットとなりました。

前曲からは宝鐘マリン→黒鉄の魚影(サブマリン)でマリン繋がり。

 

19.勇者

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「フリーレン構文」「アウラ、○○しろ」を始め、多くのミームが生まれた葬送のフリーレンから採用。

前曲・美しい鰭からは週刊少年サンデー連載作品原作アニメ繋がり。雑誌の表紙でコラボもしていましたね。

「YOASOBIで始まり、YOASOBIで終わる」構成で作っていたところにこの曲が出てきたので、どの辺に配置するか正直悩みました。

結果として先発YOASOBI、中継ぎYOASOBI、抑えYOASOBIみたいになりました。

 

20.絆ノ奇跡

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2023年も引き続き人気だった鬼滅の刃より採用。

マンウィズとmiletさんの組み合わせは面白い取り合わせだなーと思いました。

 

21.青のすみか

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呪術廻戦よりこちらの曲も採用。

前曲から鬼滅の刃→呪術廻戦で週刊少年ジャンプ人気作品繋がり。

 

22.刀ピークリスマスのテーマソング2022

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通称刀ピーOVERDOSE

YouTubeでのVTuberオリジナル楽曲最速1000万再生記録を塗り替えました(約41日)。

この曲の流行の影響もあってか、2023年クリスマスのVTuber配信同接ランキングでは大差で1位に輝きました(私もぽぷりねっと2023投稿後に観てました)。

2022なので22曲目に配置。

 

23.OVERDOSE

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2022年から流行していた楽曲ですが、2023年に入ってから更に歌ってみた動画の投稿が増えていた事から採用。

前曲からはもちろんOVERDOSE繋がり。

 

24.ライアーダンサー

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主に音MADでのパロ動画が多い楽曲。

重音テトSVの歌声、かなり人間に近づいていて凄いですね。

ボカロ曲はYouTubeでの再生数1000万再生以上を選曲ボーダーとしていましたが、この曲は個人的に好きだったのと派生動画の流行を加味し採用しました。

バックの音声は、2023年に海外公演で話題となったとにかく明るい安村さんのネタ音源です。

 

25.ザムザ

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楽曲自体の人気はもちろんの事、プロセカでの本曲関連イベントで登場した朝比奈まふゆの母親、通称まふゆママが話題になった点も考慮し採用。

アーティスト名が25時、ナイトコードで。なので25曲目に配置。

 

26.Level Complete

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国内興行収入140億円を突破する等大ヒットした映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』よりED曲。

ウィンドガーデンのアレンジ部分を採用しています。

 

27.ボルテッカー

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ポケミクから1曲は採用したいと思い、この曲を選曲。

前曲とはマリオ→ポケモン任天堂関連繋がり。

27曲目なのはDECO*27さんの名前とポケモン27周年から。

 

28.猫

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みんな大好きスイカゲームのBGM。

2023年YouTube流行語大賞で大賞に輝きました。ありとあらゆる配信者がこのゲームのプレイ配信をしていた記憶があります。

曲の詳細はyuuyuuさんのツイートで知りました。yuuyuuさんありがとう。

28曲目なのは猫→ニャー→28から・・・嘘ですたまたまです。

 

29.HIGH PRESSURE

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テレビ番組『千鳥の鬼レンチャン』でのほいけんたさんの歌唱「カラダぐぅ」がバズり話題となりました。

尺に余裕があればくるっく~やいつまでむ~も入れたかった。

ほいけんたさんの歌唱に合わせ、高温部分の音量を小さくアレンジしました。

 

30.貴方の恋人になりたい

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TikTokをきっかけに人気を博した楽曲。

日本だけでなく、韓国等多数のアジアの国でチャート入りする等幅広い地域で聴かれている曲です。

 

31.人マニア

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最初聴いた時物凄く衝撃を受けた楽曲。

耳コピするのが物凄く大変でした。

31曲目なのはテトさんじゅういっさいから。

たまたまですが、貴方の恋人になりたい→恋人の前で血まみれになる、とだいぶ趣味の悪い繋ぎになってしまっていますね…。

 

32.Toca Toca

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通称ロカロカダンス。

いわゆるアニメ複合MADを元にした踊ってみた動画がTikTokで大流行しました。

 

33.唱

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こちらも踊ってみた動画が大バズりした楽曲。

紅白歌合戦でのAdoさんのパフォーマンス良かったですね。

Adoさんの配信切り抜きを観ていたらロカロカダンスの曲を歌っていたので、何となくロカロカダンスからこの曲に繋いでみました。

 

34.ちゅ、多様性。

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前年にチェンソーマンの第7話EDとして流れた後、年を跨いでMVの「ゲロチューダンス」がTikTokで大人気に。

Ado→anoで名前が似てるという理由で繋ぎましたが、だいぶ無理くりな転調になってしまったのが反省点。

 

35.可愛くてごめん

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2022年時点で既に人気の曲でしたが、2023年になってから更に人気が高まった点を加味し採用。

前曲からはGet Get Get on chu!→Chu! 可愛くてごめん、と歌詞のChu!繋がり。

 

36.すきっちゅーの!

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前曲から同じ制作陣による楽曲繋がり。

TikTokだと可愛くてごめんはサビ前半部分のみ使用するケースが多い(ムカついちゃうよね?ざまぁwの部分が無い)ので、本曲と半々で繋ぐ事でその部分を反映しています。

 

37.INTERNET YAMERO

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平成インターネットを感じられるノスタルジックな楽曲。

いわゆる「躁鬱ダンス」部分の踊ってみた動画が多数投稿されました。

余談ですが、さくらんぼキッスが2003年の曲なのでそこからもう20年経っているんですね…20年経ってもKOTOKOさんの新曲を聴けるありがたさ。

 

38.Unwelcome School

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ここ数年ずっと流行っているような気がする本曲。

2023年は「ん、私ともあっちむいてホイをやるべき」シリーズや「もはや○○だけで曲作れるから」シリーズで聴く機会が多かった事から採用。

「もはや○○だけで曲作れるから」シリーズに合わせ、キーを原曲+3で打ち込んでいます。

 

39.匿名M

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ボカロ視点での悩み?を表現した歌詞もあったりと、ネタ曲に見えてメッセージが詰まっているのも面白いですね。

39曲目なのは歌っている初音ミク匿名Mさんの名前から。

 

40.少女A

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投稿自体は2013年ですが、2023年に海外で爆発的にバズった事から採用。

YouTubeでの再生数は現在1億再生を突破しています。

前曲とは曲名が似ている繋がり(漢字2文字+アルファベット1文字)。

 

41.Waiting For Love

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曲自体は2015年発表ですが、本曲を使用したダンス動画

通称「カマキリダンス」が時を経てTikTokで流行した事を踏まえ採用。

前曲とは作者が夭逝した繋がり。

 

42.STORM

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もちろん「完璧で究極のゲッター」より。

2023年最大のネットミームと言っても過言では無いでしょう。

Waiting For LoveはAメロ部分を使用したので、本曲はBメロ→サビを使用して合わせて1コーラスにするイメージで打ち込みました。

 

43.アイドル

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文句なしで2023年最大の流行曲、ということで大トリ。

サビ部分を丸ごとアレンジしつつ、完璧で究極のゲッター繋ぎも入れています。

 

44.(車を売るならビッグモーター)

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オチその1。

作曲者を調べるのにかなり苦労しました。

 

45.(ひき肉です)

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オチその2。

音程合ってるかよく分からない。

 

46.メフィスト

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ED。

組曲『ニコニコ動画』でいうところのさくらさくら。

曲自体の人気はもちろんの事、YouTubeでの推しの子EDブームも加味し採用。

 

■全体振り返り

BPM170固定にしたけど、次作るならBPMを途中で変えてパンティー緩急をつけたいところ。

あとは長さが17分超と長くなってしまったのも、次があれば短くしたいと思いました。可能なら10分前後が理想。

アレンジのバリエーションも増やしていきたいですね。今のままだと割と単調なので…。

入れたい曲があと2023曲ぐらいあったけど(ビートDEトーヒとか死ぬな!とかI'm a messとかけーたいみしてよとかカイホウエクササイズとか春日影とか)これ以上は流石に厳しいかな…メドレーの尺的な意味でも40曲以内には収めたいところ。

 

以上、ここまでお読み頂きありがとうございました!